京大生の7つの秘密

京大個別会を主催し、京大生と話すようになって感じたことがあります。 彼らは受験の勝利者ですが、勝ち誇ったような傲慢さがありません。 上品で誠実な人柄が目立ちます。更に部活動を熱心にやった人が多い。彼らは特別な人間たちなのか・・・? それとも特別な子育てのやり方があるのか・・・?そんな疑問を彼らにぶつけてみました。 すると、以下のような公式がみつかったのです。

1.円満な家庭環境

父親に勉強の仕方を教えてもらった・・・というように家庭円満で父親が勉強熱心な環境がある。勉強をすることによって安定した経済生活が歩めるという仮説が家庭の中にある。

2.おけいこごとはスポーツ系と音楽系(特にピアノ)

小さいころから英会話や算数教室といった勉強もののおけいこごとをしたという人は少なく、スポーツ系や音楽系ばかり。特に共通しているのは、ピアノ。きちんとすわることができる。単調な訓練に耐えることができる。発表会などの目標達成する喜びがある。他人に個人芸を認められる。両手をバラバラに使うので、脳に刺激が与えられる・・・などが考えられる。

3.リターンが見込める教科の基礎を大切にする

学校の教科書(特に高校英数の教科書)を大切にする。参考書や問題集もあれやこれや手を出さず、ひとつのものを大切にする。基礎が出来上がればどんな高いビルも建築可能であるとの仮説がある。しかも、学校の授業や宿題は学校で完結させて、疑問は残さないという徹底した姿勢がある。彼らはいう。英数はリターンが見込める。毎日2時間半、英数を徹底して勉強する。現代文はリターンの確認が難しいので漢字くらいしかやらない。古文・漢文はリターンが大きいが、時間を割くのはもったいないので2週間で公式を覚えてしまって授業だけに専念する。理社は興味を持ったときに集中して覚えて、テスト前に再度覚えなおす。

4.気分転換のできる部活を熱心に行う

部活で気分転換。部活の仲間同士の競い合いや助け合いは、最高の気分転換となる。学校の勉強は学校で完結し、部活で気分転換、家と塾で受験勉強をする。

5.受験勉強は高2の夏から

受験勉強は高2の夏から。ここから予備校や塾通いが始まる。基礎ができていればもっと短期勝負も可能だが、基礎を固めながらの受験勉強だと高2の夏からが一番理想的。1年半計画でセンター試験までのリズムをつかむ。精密な計画は立てるだけ無駄。計画倒れにならないように、何をしたいのか、何をしたくないのか・・・といった願望を固める。

6.データに惑わされない

高2の冬くらいから偏差値がだんだんと気になってくるが、模擬試験の母集団などを冷静に判断すると、データはあまりあてにならない。一つの目安程度。得意淡然・失意泰然。

7.「受験は得する制度」という仮説を信じる

一番大切なのは、「受験は得する制度である」という仮説を信じることである。イチロー選手になろうと思ったら、ものすごい才能とともに最高に努力しなければならない。 でもそれだけではダメだ。強運に恵まれなかったらスポーツ選手になれない。怪我も心配だ。芸術家もまた然り。ビジネスの世界だって永続的にお客様をつかめるかどうか・・・ どの世界だって答えのない難問を一つ一つクリアしていかねばならない。
それにひきかえ、受験は楽だ。答えがある。出題範囲が決まっている。とろうと思えば満点近くとることだって可能。塾も予備校も参考書も問題集もある。受験するということで 就きたい職業の選択肢が増える。公務員にだってなれる。経済的に安定する可能性が増える。何かやろうとするとき、人脈が使える。とにかく、得する制度だ。才能はあまり関係がない、勉強する習慣とコツさえつかめば、結果がでてくる。

私は、彼らからこのような<7つの公式>をみつけました。     京大個別会 代表 孝橋 一